エコアクション21とは
『エコアクション21』は、環境庁(現環境省)が、広範な中小企業、学校、公共機関などが“環境への取り組みを効果的・効率的に行うしくみ”として策定したものです。1996年の策定後何度か改訂しながら、2004年3月にはグリーン購入などの進展の動きを踏まえて、全面改定が行われました。
さらに2009年11月にガイドライン策定後の新たな動きに対応するとともに、よりわかりやすくした「エコアクション21ガイドライン2009年版」として改訂しました。
『エコアクション21認証登録制度』は広範な中小企業等が上記のシステムを構築・運用・維持し、環境への目標を持ち,結果をとりまとめ、公表する方法として、環境省が策定した『エコアクション21ガイドライン2009年度版』にもとづく認証・登録制度です。
これまでに多くの事業者が『エコアクション21』に取り組んできており、2011年5月現在、全国で7722社、神奈川県内で340社が認証・登録を受けています(2016年4月)。
エコアクション21の特徴
・中小企業等でも取り組みやすい環境経営システムです(環境マネジメントシステム)
・必要な環境への取り組みをキテイしています(環境パフォーマンス)
・環境コミュニケーションにも取り組んでいただきます(環境報告)
エコアクション21の構成
『エコアクション21』は次の4つのパートにより構成されています。この4つのパートに取り組むことにより、事業者が効率的に環 境経営システムを構築することができ、またシステムの総合的な運用を図ることができます。
1.環境経営システム
2.環境活動レポート経営システム
3.環境への負荷の自己チェックの手引き
4.環境への取組の自己チェックの手引き
エコアクション21に取り組むことのメリット
環境経営システム、環境への取り組み、環境報告の3要素がひとつに統合されたガイドラインであることから、環境への取組を総合的に進めることができ、また比較的容易かつ効率的に取り組むことができます。 エコアクション21に取り組むことにより,環境への取り組みの推進だけでなく経費の削減や生産性・歩留まりの向上といった経営学的な観点からの効果を上げることができます。 環境活動レポートを作成し、公表することにより、利害関係者(取引先や一般消費者)に対しての信頼性が向上します。 認証・登録することにより、大手企業や行政機関が環境への取り組みや環境経営を取引や入札の条件のひとつとする“サプライチェーンのグリーン化”に対応することができます。 そして何よりも、地球や地域の環境を守り、美しい地球を子供たちに引き継いでいくことができます。
かながわ環境カウンセラー協議会で活動中の、3つの委員会活動のご紹介
環境経営委員会での活動
環境経営委員会では、企業の事業継続計画(BCP)構築推進のための活動を支援する活動を行っています。
現在、巨大地震、風水害、新型インフルエンザ、火災、テロや事故など、予期できないような災害発生の脅威が地球規模で拡大しています。
このような災害がいざ会社に降りかかってきたとき、果たして企業は事業を継続することができるでしょうか。
これまでにも、数々の災害による事業停止が社会や人々の生活基盤を支える経済活動に大きなダメージを与え、企業活動の縮小や倒産に追 い込まれた事態が起こっています。
こうした現状を目のあたりして、企業が、不測の事態においても事業を継続させる重要性を改めて認識はじめているのです。
このような背景の基に、企業のBCP構築支援を主体に環境経営研究会が環境保全活動の一環として活動を開始しました。
マネジメントシステム及びリスク管理のスペシャリストの集団で事業活動を行っています。
神奈川県が中企業を対象に作成したBCP構築マニュアルを参考にして、環境経営研究会はISO14001、EA21の取得企業等を主体にコンサル業務 の推進を実施します。
因みに、BCPのメリットは
・変化、危機に強い企業体質への変革(地震や顧客の大変化等)事前の災害に対する建物、設備の補強や人的被害の防止徹底・取引先や市場からの評価の向上
・企業自体の価値の向上・企業の社会的責任への貢献
・事業の見直しの促進・社員の安全や雇用の確保による愛社精神の向上本委員会として、中小企業に必要なBCPモデルを作成し、短期間で構築できる支援を行います。 企業への支援をした結果、企業が上記のメリットが実感できるよう活動します。
環境管理委員会での活動
環境管理委員会では、エコアクション21(以下EA21)を神奈川県内で普及することを目的と活動しています。
取組む、主な活動内容は下記です。
①EA21普及コンサル事業
②自治体・他団体プログラムへの指導協力
③EA21普及セミナーの開催(定期)(随時出張)
④EA21審査人研修会の開催
化学物質委員会での活動
化学物質委員会では、日常生活で使う製品や食品に含まれる化学物質,自動車の排ガスや工場の排水,空気・水の中の化学物質について理解を深めて,化学物質とうまくつきあうために,私たちは何をするべきか,いっしょに考え,行動しています。
“化学物質”といわれるとよくわからないけれども、不安を感じる。 “環境ホルモン”“ダイオキシン”の問題はどうなっているの? と思う人は多いと思います。
あるいは、“泡がたくさん立たないと洗った気がしない” という人も少なくないでしょう。
化学物質に対してむやみにに不安がることは適当ではありませんが、むやみに使いすぎると、健康や環境に悪い影響が出るかもしれません。 日常生活で使う製品や食品に含まれる化学物質,自動車の排ガスや工場の排水,空気・水の中の化学物質について理解を深めて,化学物質とうまくつきあうために,私たちは何をするべきか,いっしょに考え,行動しています.
私たちは,身近な化学物質,企業の化学物質管理,リスクコミュニケーションなどに関する学習会への講師・アドバイザー派遣や,化学物質に関心をもつ,化学物質への理解を深める,化学物質とのつきあい方を考え行動するためのワークショップや,市民と事業者のコミュニケーションを深めるための『環境ダイアログ』などの活動を進め,環境活動グループ,市民活動グループ,子どもクラブ,町会・自治会,学校,企業,行政など,様々な方への情報提供や,協働を展開しています.
KECA事務所
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